立命館慶祥高校
ミッション
機体中の微粒子の状況理解
去年上空の機体を採取しようというミッションだったが、色々な問題が重なり成功しなかった。
ただ、気体回収はやってみたいという話になり、すこし視点を変え微粒子を採取ということになった。
機構(案)
- 起動:加速度センサなどにより放出を検知
- 動作:湿度・気圧等データの取得、大気中微粒子の採取
- 記録:取得データを記録
サンプル採取方法
- 大気を吸引:シリンジ、電動ポンプ
- 微粒子を吸着:メンブレンフィルター
使用予定機材
- マイコン:mbed LPC1768
- センサ:気圧センサ LPS25H、加速度センサ LIS3DH
現状
- 未完成
- スペースプローブコンテスト本番似向け鋭意制作中
去年の先輩方が電子ファイル等を残してくれているが、実際に引き継ぎをした生徒の退部等があり、経験者がいなくなってしまったが、なんとか頑張る。
コメント、アドバイス
高橋
気体を集めるのにシリンジを駆動する仕組み、例えばモータを使うなどはこれから考える?
(立命館慶祥)シリンジで吸い上げるのにモータを使うことや、吸引するためにポンプが使えるかも、という案は(先輩から)引き継いでいます。
微粒子がどんなものかを分析することは計画に入っていますか?
(立命館慶祥)微粒子は電子顕微鏡じゃないと見れない。金属顕微鏡があるのでそれを当日に持ってくれば、微粒子の有無ぐらいは判別がつくのではないか、と考えています。
大塚
チャレンジブルなミッションで興味深いが、「実験結果をどうすれば(見ている人に)伝わるか」が難しいと思います。
(地表と上空で数値に明確な差が出ない気がするので)地上ではなく上空で微粒子を採取したことがどうすれば伝わるか等、実験の成果を伝えるために工夫が必要だと思います。
色々な事を調査する際に、学校の先生だけでなく、周りの大人も巻き込んでアイディアを出して欲しいです。
植松
微粒子の採集キットもあるのでは。
元々の汚染が問題になるので、最初にクリーンな状態を作り出すかが難しい気がします。
でも、空気中の成分、微粒子を採取するというのは実際に仕事として存在するし、これからも必要となる分野です。
将来的な仕事にも役立つから今からやっておくのは良いこと。
人生は何事も先送りするとろくな事にならないです。「前倒し」したら絶対に得です。
今皆が学校でやっているスペースプローブコンテストは、実は社会に出てからやることです。皆さん、理系を選択しているかと思います。理系だとどんな仕事をするのか、漠然と頭の中にあると思います。
そこでやることを既にみなさんはやっているわけですから、やらないで社会に出るより遥かに有利です。大学に進学した時、社会に出た時に約に立つんだという事を認識すると、元気も湧いてくると思います。
全然やって損は無いので、どんどんやったら良いと思います。
僕らも大気を採取しようとした事はあるので、アドバイス、お手伝い等が出来ると思います。
稲石
例えば、ロケットを飛ばす前にドローンで色が付いた微粒子を散布し、それを採取する、というのはどうでしょうか。
実際の所、地上0mと上空100mで(気体の)成分が変わる事は想定しづらいです。
地上で採取出来ない微粒子を上空で散布し、それを採取できれば成功、というミッションにするなど、やり方は色々あると思います。「成果の見え方(見せ方)」を意識するともっと良くなるのではないでしょうか、相談にも乗ります。