研究紹介

COSMOTORRE

コスモトーレ

微小重力実験塔

世界で3箇所しかない!
地上で宇宙と同じ微小重力を作り出す
国内唯一の大型実験施設

重力は、地球上のすべての物体に影響を与えます。 多くの研究者が微小重力環境での研究に取り組んでいますが、 従来の設備では費用が高額で容易に実験を行うことができませんでした。 植松電機は 低コストで繰り返し実験が可能な国内唯一の実験塔を2006年に建設。高さ約50mの塔から実験機器を搭載したカプセルを落下させることで約3秒間の微小重力環境での実験が可能になり、様々な研究機関や宇宙関連企業、大学、海外からも多くの研究者が施設の利用や見学に訪れています。

可能な実験

流体科学、燃焼科学、材料科学、生物科学、物理学の基礎研究や教育目的の理科実験(宇宙空間での火災安全性、液体燃料の燃焼特性や挙動観察、タンク形状の最適化、微小重力場を利用したカーボンナノチューブの生成など)

ISSと同等レベルの重力環境を作る
実験用落下カプセル

約50mの高さから直径74cm、長さ2.5m、実験機器搭載時の重量600kg以上のカプセルを自由落下させます。 空気の圧力を利用した独自のブレーキ方式を採用、圧力調整により落下の衝撃を最小限に抑え搭載された実験機器を安全に地上で受け止めます。落下中の空気抵抗は搭載された実験機器に影響のない仕組みになっているため、約 1/2500GというISSと同じレベルの実験環境の提供が可能です。

実験の様子

事例紹介

火星衛星探査計画の実験支援

火星衛星探査計画の実験支援

JAXA

小惑星などから砂のサンプルを持ち帰るプロジェクトにおいて、ミッションに使用される探査機の重力環境での動作検証は非常に重要であり、そうした実験のサポートを行いました。このプロジェクトでは、天体への離着陸時の機体挙動や砂の飛散について検証することで、搭載機器への影響や機能の確認等、様々な技術評価を重ね、打ち上げを目指しています。

月面環境の1/6G 再現走行試験

月面環境の1/6G 再現走行試験

株式会社ダイモン

NASAの商業月輸送サービス選定企業の技術認証をクリアする実力を持つロボット・宇宙ベンチャー企業のダイモン社が世界最小最軽量な月面探査車「YAOKI」を開発。ダイモン社の依頼で「部分重力走行実験装置」を植松電機が開発、「微小重力実験塔」で月面環境(1/6G)を約1 秒間再現し 実証試験をサポートしました。

宇宙教育プログラムの実験支援

宇宙教育プログラムの実験支援

東京理科大学

アクティブラーニング形式の教育プログラムの一つとして受講生30 名を6チームに分け微小重力実験塔を利用した実験を行いました。コロナの影響で全てオンラインでの実施となったことが、実際の宇宙作業と同様にクルー班と地上班とに分かれる模擬体験の場となりました。各チーム、微小重力環境下での「飛沫の動向調査」や「地上の炎の再現」といった学生ならではの実験を行いました。

施設を使用した
企業・学校・団体

・JAXA (宇宙航空研究開発機構) 
・電力中央研究所 
・(株)IHI エアロスペース 
・三菱重工業(株) 
・(株)ダイモン
・北海道大学 
・室蘭工業大学 
・東京大学 
・東京理科大学 
・日本大学 
・明治大学 
・中央大学 
・筑波大学
・青山学院大学 
・静岡大学 
・兵庫県立大学 
・広島大学 
・山口大学 
・九州大学