研究紹介
ROCKET ENGINE
ロケットエンジン
地上燃焼試験設備
ロケット開発を行っている人員が対応、要望に合わせた適切な実験支援が可能です。隣接工場では各種工作機械・電気工作機器を完備、実験装置の製作、破損などのトラブルに迅速に対応します。
設備の特徴
・ハイブリッド、液体、固体などの各種ロケットエンジンの地上燃焼試験が可能です。
・推力300kgf 程度までと数トン級までの大小2種類のスタンドを保有しています。
・高圧ガス保安法適用の推進剤供給系を有しています。
・PLC を用いた制御系により、正確なバルブ制御が可能です。
・圧力、温度、推力など評価に必要なデータの計測が可能です。
・ロケットエンジン開発を行っている人たちが実験をします。
・実験装置が破損しても、工場が隣接しているので修理が可能です。
大規模実験場
小型ロケット用燃焼試験スタンド
燃焼実験の様子
CAMUIハイブリッドロケット
地上燃焼試験の動画
※音量にご注意ください。
大型ロケットエンジン地上燃焼試験の動画
事例紹介
ハイブリッド燃料、固体燃料、液体燃料、3 つの燃料でのエンジン開発!
CAMUI 型ハイブリッドロケット
北海道大学との共同開発
北海道大学と共同で「CAMUI 型ハイブリッドロケット」を開発しています。燃料はプラスチック、酸化剤に液体酸素を用いており危険物を使用していないため、極めて安全でコストが安いのが特徴です。すでに大学や研究機関の飛行試験などで実用運用されており、更なる大型化・高性能化を目指して試験が実施されています。
固体ロケット
JAXA 宇宙科学研究所との共同開発
植松電機・ISAS ・HASTIC と全国の航空宇宙関連企業により開発されている、低融点熱可塑性固体推進薬を用いた次世代固体ロケットの燃焼試験が実施されています。小規模な製造施設での少量連続製造・保管が可能なため、固体ロケットの抜本的な製造コスト削減が期待されています。
液体ロケット
学生主体の液体ロケット開発実験支援
学生初の試みとして、高度100km を目指して液体燃料ロケットを開発している筑波大学生を中心としたプロジェクトチーム「ラザロ」です。第1 回目の燃焼試験は無事に点火し、目標の3秒間燃焼を達成することができました。ここでの実験データを元に、更なる飛躍に期待しています。私たちは、こういった学生の団体の燃焼実験をサポートしています。
施設を使用した
企業・学校・団体
・北海道大学
・JAXA 宇宙科学研究所
・JAXA 角田宇宙センター
・JAXA 筑波宇宙センター
・北海道宇宙科学技術創成センター
・(株)インターステラテクノロジズ
・(株)IHI エアロスペース
・江崎グリコ(株)
・(有)加藤精密工業
・九州工業大学
・早稲田大学
・東京大学
・名古屋工業大学