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マグネット製品に関する資料

よくあるご質問 / FAQ

マグネット製品についてのよくあるご質問

通常、英語では電磁石は”Electromagnet”(エレクトロマグネット)と表しますが(株)植松電機では、呼びやすさを重視し、電磁石全般の事を「マグネット」と表記しています。
バッテリー式マグネットってなに?
トラックや建設機械などに搭載されているエンジン始動用バッテリーの電力を、一時的に使用して動作する電磁石と制御システムの事です。概要は下図を参照して下さい

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バッテリー式マグネットの長所は?

トラックや建築機械のエンジンについている、オルタネーター(発電機)の余剰発電能力を使って、マグネットが消費した電力を充電しながら動作するので、マグネット専用の発電機が必要ありません。マグネットのシステム構成がシンプルで、低電圧で動作するので、高い信頼性と安全性を持ちます。

220V動作のマグネットに比較して、発電機が不要な分、導入コストや維持コストを抑える事が可能です。

バッテリー式マグネットの短所は?

電装系が健全な車両では問題なく動作しますが、搭載されているオルタネーターやバッテリーに不具合がある車両では、バッテリーへの充電放電が正常に行われず、マグネットを使う事で電圧が低下する場合があります。(SIGMaCS制御装置が異常を検知し、警報がなりますから安心してご使用いただけます)車輌のオルタネーターの定格(発電能力)が小さい場合は、使用できるマグネットの大きさや使用率に制限を受ける事があります。(マグネット導入時のコンサルティングを行っています。お気軽にご相談ください)

24Vの動作電圧では吸着力が弱いのでは?
マグネットの磁力の理論式は
マグネットの磁力=(コイル巻数×電流)÷(電磁石ケースの磁気抵抗)で表され、「電圧」の 項目はありません。ですから発生する磁力の強さに動作電圧は関係なく、数字の大小による印象でしかありません。
鉄ならどんなものでも吸着できるの?

マグネットとは、自身で相手をくっつけているのではなく、相手を磁石にしてくっつけているという表現が適切です。ですから相手の大きさや厚みによって、吸着能力は大きく変化します。マグネットにとって、トタン屋根、針金、うす肉のパイプ、切削屑、自動車等「薄もの」といわれるものは吸着しにくい物体です。(映画で自動車を吸着するシーン等がありますが、あれは間違ったイメージです。)

マグネットの組合せ運用とは?
当社はマグネットを他の建設機械用アタッチメントなどと組み合わせて運用する方法を提唱しています。マグネットとアタッチメントの機能を足し合わせる事で、従来不可能だった作業や省力化を可能にする技術です。例えば、油圧ショベルのアタッチメントである小割砕機とマグネットを組み合わせると、コンクリの破砕処理と鉄屑の分別が現場で行え、しかもワンマン作業で可能になります。マグネットを組合わせる事が作業の流れを変えた好例といえます。